今年度の将棋部は部員数一名という状況で、活動もあまりできませんでした。しかし、先輩方が作ってくれた将棋部を存続させるために、一人でもこつこつと頑張ってきました。私は先輩達のように将棋が強いわけではないので、この一年は大会などには出場せずに自主練習を続けていました。顧問の先生にも練習に付き合ってもらい少しずつ自分の技術を高めていきました。一人で練習を続けていると、今まで知らなかった事や見えなかったものが色々と分かってきました。将棋というのは奥の深いもので、囲いとよばれる駒の並べ方だけでも様々な種類があります。例えば代表的なものだけでも矢倉や美濃や穴熊、銀冠など実に２０種類以上の囲いがあります。そしてその囲いを作った後にも次はどのように攻めるのか、そのためにはどこを動かせばよいのかと考えていると本当にきりがなくなります。ですが時間は一年間というとても長い時間があったので思う存分、研究することができました。三年生になったら新入生を勧誘して、部員を増やし、私が教わった技術とこの一年間の成果を伝えて、将棋部を存続していけるように努力していきたいと考えています。