山梨県立上野原高等学校
2020年12月24日カテゴリー:

★新しい実験に取り組んでいます[科学部]

酸化還元滴定でビタミンC濃度を測る!

これまで果汁の酸度(酸っぱさ)を中和滴定で測定してきました。酸っぱさの理由は、主にクエン酸とアスコルビン酸が含まれているからです。アスコルビン酸はあのビタミンCのこと。果汁だけでなく野菜やお茶などいろいろな食材に含まれています。

そこで、サンプルに含まれるビタミンC濃度を測定する実験を始めました。ビタミンCを褐色のヨウ素液で滴定します。使うヨウ素の濃度を正確に把握するため、デンプンを入れてチオ硫酸ナトリウム液で滴定するという少しややこしい方法です。これは酸化還元反応を利用しているので「酸化還元滴定」と呼ばれています。みなさんもデンプンにヨウ素液をかけると、青紫色になる反応を見たことがありませんか?最後の1滴を加えて、青紫色がす~っと消える瞬間は実験の醍醐味でもあります!  (写真 文 Shira)

興味を持った方は、ごはん1粒にうがい薬をかけてみてください~ね