山梨県立上野原高等学校
2020年12月17日カテゴリー:

ゾウリムシが元気です!

 

生物基礎2年AプランBプランDプラン

生物教材としておなじみの「ゾウリムシ」。本校では、簡易なカロリーメイト法で増殖させています。栄養リッチな液体肥料と25℃という快適環境のせいでしょうか、たくさん増えました。

今回の授業は、ゾウリムシの持つ「収縮胞」を観察し測定するというものです。淡水にすむ彼らは常に体内に水が浸透してきます。生きるために余分な水分を体外に排出しなくてはなりません。そのためにこの収縮胞を収縮させています。

今回は同時に2個収縮胞が見えるという貴重な子に巡り合いました。収縮胞①は44秒、②は30秒周期で排水していることがわかりました。同じ個体でも収縮の周期が異なるというのは、予想に反する結果でしたが、科学はそこから新しい発見があることも~楽しい観察実験でした。 (文と写真:Shira)