山梨県立上野原高等学校
2021年4月16日カテゴリー:

📓授業が始まりました!🖊

3年理系生物(Bプラン・Eαプラン)

医療看護理科(Eβプラン)

生徒を対象に、少し変わったアクティブラーニングを行いました。

「N501Y」この暗号を報道で沢山目にし耳で聞くようになりました。

「何のことかわかる?」この問いかけで授業が始まります。

そうです~ある新型コロナウイルスの変異株を示す記号です。実はこのアルファベットと数字は、昨年2年次生物基礎ですでに学習していた内容なのです。「塩基配列」「コドン」「変異」「タンパク質の構造変化」などが、N501Yという言葉に集まって来ます。その気づきを促しながら、学習の振り返りを繋いでいきました。

次にウイルス感染の感染モデルを提示しました。「一人が二人に感染させるモデルだと、10回目には何人が感染しているのかな?」と問いかけます。ここでは、数学で学習した等比数列・指数関数の理解が必要になります。(答えは1024人!)

感染者が何人に感染させるのか・・・これがコロナ禍で話題となている「実効再生産数R」なのです。感染させる相手が1人(R=1)だと感染者はそれ以上増えることはない。R<1(1未満)になると・・・そうです。感染者数を減少させることができます!(R=0.9ならば、34人まで減少していきます)

こんなやり取りと計算をしながら、改めて感染拡大を抑制するためにすべきことは何か~思考を巡らせる良い時間になったようです。(生徒談)⌛ (画像と文責:Shira)