上野原高校
  

編集後記

平成12年、本校図書館が五百数十人の生徒数で、年間1万冊以上の本を貸し出して実践的な読書活動をしていることに対して、本校は文部大臣(当時は文部省)から「読書活動実践校」の表彰を受けました。この表彰は、全国の小中高校を合わせても約40校ほどしか与えられなかったのですから、いかにすごい賞かがわかります。生徒に読んでもらいたい本や生徒が読みたい本をいち早く図書館に入れるために、表彰される2年ほど前からシステムを向上させて貸し出しの迅速化を図ってきたことが貸し出される数となって評価されたと考えています。
 それと時を同じくして、平成9年より、当時の学年主任だった菊地先生の学年から「朝の10分間読書」がはじまり、平成11年度には全校の取組となり全学年で実施、全国でも先進的な10分間読書の活動をする学校となりました。この活動が10年間継続されてきたことも本校の読書活動の下支えになっています。
 しかし、いかにシステムを導入しても、いかにわかりやすいディスプレイをしても本のよさは誰かが紹介しなくては伝わりません。本の良さは紹介する人の熱意にかかっているといっていいほどです。
 読書が本校で飛躍的に向上する機運の中で、平成13年12月に「上野原高校100冊の本」の初版が当時の教養主任の小俣保春先生のもと完成しました。(関東校長会で本校の読書活動とともに当時の荻原校長先生が上高100冊の本を紹介して話題となり問い合わせがあって、山梨近県の高校に郵送したこともありました。また、県内の高校でも本校の取組を参考にして類似のものが作られはじめています。)以来、途中で重版をはさみながら、初版と大きく変わらない形で7年の長きにわたって愛され続けてきました。しかし、7年前はベストセラーだったり話題の本だったりしたものが、少しだけ内容が古くなった作品などが出てきたので、平成20年秋に上野原高校100冊の本改編委員会を立ち上げて、3分の1を入れ替えることにしました。入れ替えにあたっては、生徒の皆さんや保護者の方、本校教職員が選んだ本のバランスを考えて選定しました。 
また、今回の改訂では、「上野原高校小論文100冊の本」を付録として一覧表で示しましたので先生にも生徒の皆さんにも活用してもらいたいと思います。
この「上野原高校100冊の本」第三版は、選んでくれた皆様や紹介してくださった方々の、ぜひ読んでほしいという熱意が詰まっていて、すてきな本の世界への入口となっていると信じています。ここで紹介した100冊の本は常設のコーナーとして図書館に作られていますので、その棚の前でゆっくりと手にとってながめて下さい。
終わりに、この本の選定のお膳立てや具体的な作業の何から何までを担当していただいた教養主任の原田英世先生と図書館司書の宮本恵先生に心から感謝して編集後記といたします。                                             
                                                                (改編委員長:小林親雄


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